皮膚科などで「歯科金属アレルギー」の診断が出た場合、以下の流れで進むのが一般的です。
1. 主な治療内容:メタルフリー治療
金属を一切使わない「メタルフリー」の材料へ交換します。
- セラミック: 陶器素材で、見た目が美しく汚れも付きにくい。
- ジルコニア: 「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる強度の高いセラミック。奥歯に適しています。
- コンポジットレジン: 歯科用プラスチック。小規模な虫歯に適しています。
- CAD/CAM冠(キャドキャム): プラスチックとセラミックを混ぜた素材。
2. 保険適用のルール(重要)
通常、セラミックなどは自費診療ですが、金属アレルギーの診断書がある場合に限り、特定の条件で「CAD/CAM冠」などが保険適用になるケースがあります。
- 条件: 皮膚科などの医療機関で「歯科金属によるアレルギー」と診断され、その診断書を歯科医院に提出すること。
- 適用範囲: 全ての歯に適用できるわけではなく、部位や噛み合わせの状態によって決まります。
3. 注意点:除去時のリスク
金属を削り取る際、金属の微細な粉塵が体内に入ったり、粘膜に触れたりすることで、一時的にアレルギー症状が強く出ることがあります。そのため、ラバーダム(お口を覆うゴムのシート)を使用して、粉塵を飲み込まないよう対策を行う医院もあります。
4. 費用と期間
- 費用: 保険適用の場合は数千円〜1万円程度(1本当たり)。自費(セラミック等)の場合は5万円〜15万円程度。
- 期間: 金属の数によりますが、1本あたり2〜3回の通院が目安です。
現在、手足の湿疹(掌蹠膿疱症など)や口内炎など、具体的なアレルギー症状でお悩みでしょうか?
あるいは、皮膚科でのパッチテストはすでに受けられましたか?